完敗の余波… レアルOBグティ、古巣への“珍しい”批判展開「競争する力もなかった」
批判精神によってレアル復帰の道が閉ざされる可能性も指摘される
レアル・マドリードは現地時間18日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節パリ・サンジェルマン(PSG)戦に敵地で臨み、0-3の敗戦を喫した。この衝撃的な敗戦に対し、かつてレアルに所属した元スペイン代表MFグティ氏が厳しく批判していると、スペイン紙「エル・コンフィデンシアル」が報じている。
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CLのグループリーグ初戦に臨んだレアルだったが、負傷によってフランス代表FWキリアン・ムバッペとウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、暴言による出場停止でブラジル代表FWネイマールが欠場と、強力3トップが不在のPSGに苦戦。元レアルのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアに2ゴールを決められるなど、敵地で0-3の完敗を喫し、また枠内シュート数が「0」に終わったことで多くの批判を浴びている。
この敗戦にショックを受け、多くの人々がレアルに対して批判的なコメントを残しているが、かつてレアルに所属したグティ氏もその1人。自身の公式ツイッターを更新したグティ氏は「パリに行き、3人のスターが欠場したPSGと対戦したが、競争する力もなかった。悪い出来だ」と厳しいメッセージを綴り、古巣への失望を露わにしている。
レアルに9年間在籍し、クラブとの関わりも深いグティ氏の批判に、「エル・コンフィデンシアル」は「珍しい」と注目。同メディアは「これが敗戦の余波だ」として、次のようにグティ氏の批判を受け止めた。
「この敗戦はファンだけでなく、元レアルのプレーヤーたちにとっても恥となった。まだリーグ4試合、CL1試合でも批判的なコメントが出てしまう。マドリードが改善の兆しを見せず、競争力の高いステージで敗戦を喫したからだ。グティは現役時代にも問題を引き起こした強烈な人間性を見せずにはいられなかった」
レアルのファンのなかにはグティ氏を次世代のトップチーム監督と期待する向きもあるとされるが、その批判精神が道を閉ざす可能性も指摘されている。今夏にベジクタシュのアシスタントコーチを退任したグティ氏。今回の発言は、その未来に影響を及ぼすことになるのだろうか。