レアル、枠内シュート「0」の衝撃 完敗のPSG戦で03-04シーズン以降初の屈辱

好調のFWベンゼマも不発に終わった【写真:AP】
好調のFWベンゼマも不発に終わった【写真:AP】

ネイマールら主力不在のPSGに完敗 CL開幕節での敗戦も13年ぶり

 レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第1節でパリ・サンジェルマン(PGS)相手に0-3で完敗。データ分析会社「オプタ」がデータを取り始めた03-04シーズン以降では初めて枠内シュート「0」に終わった。

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 レアルは敵地での大一番でセンターフォワードに元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、左右のサイドに新加入のベルギー代表MFエデン・アザールとウェールズ代表FWギャレス・ベイルを配した強力3トップで試合に臨んだ。中盤にもドイツ代表MFトニ・クロースとコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスなど、攻撃のタレントが多く起用された。

 しかし、元レアルのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアに前半14分と33分に立て続けにゴールを奪われて劣勢の試合展開に。同35分にはベイルがループシュートでネットを揺らすも、VARでシュート直前のハンドが取られ、ノーゴールと判定された。

 後半31分のベンゼマがゴールを決めたかに思われたシーンも、スペイン代表MFルーカス・バスケスがオフサイドポジションにいたとしてゴールは認められず。反対に後半アディショナルタイムにはベルギー代表DFトーマス・ムニエにダメ押し点を決められてしまい、0-3と一方的なスコアで敗北した。

 レアルはオプタの記録上、枠内シュート「0」で試合を終えたという。これは記録を取り始めた2003-04シーズン以降、計167試合で初めてのことだという。司令塔のクロアチア代表MFルカ・モドリッチの負傷欠場が響いたのか、自慢の攻撃陣は相手をほとんど脅かすこともできないまま沈黙した。

 CL開幕戦で敗れたのも2006-07シーズン以来13年ぶりのこと。覇権奪還を目指す“白い巨人”だが、ブラジル代表FWネイマールら主力不在のPSGに手痛い一敗を喫した。

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