5戦2発の香川真司、サラゴサ監督の“甘やかす”調整法に現地注目「完璧な状態で迎える」
18日のフエンラブラダ戦は延期、香川は個別トレーニングで調整
元日本代表MF香川真司が加わったレアル・サラゴサは、リーガ・エスパニョーラ2部開幕5試合で4勝1分と、1部昇格に向けて理想的なスタートを切った。そのなかで現地時間18日に行われるはずだったフエンラブラダ戦が相手チームの感染症によって延期となったが、スペイン紙「マルカ」によるとチームは日程を再調整。ビクトル・フェルナンデス監督は香川を“甘やかす”調整法にするようだ。
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「我々はフエンラブラダに遠征し、勝つための準備はできていた。しかし少々異常な状況のため、それはなくなった。ただしできる限り早く試合をプレーしたいと思っている。フエンラブラダの選手たちができるだけ早く回復することを祈っている」
フェルナンデス監督は延期を受けてこのように話したという。ただチームとしては今回のミッドウィークの試合が延期になったことは決して悪いことではなさそうだ。負傷を抱えて練習に参加しなかったMFジェームズ・イグベケメとDFアルベルト・ギティアンが次節のルーゴ戦には間に合う見込みとなっている。
それとともに指揮官が動いたのは、リーガ開幕直前の加入ながらもすでにスタメンに定着した香川についての扱いだ。
「監督はこの日、スターのシンジ・カガワを甘やかせる方針を取った。日本人アタッカーは全体練習に参加せず、個別のトレーニングプランに組み込まれた。ビクトル・フェルナンデスはリスクを取ろうとは思っておらず、土曜日の試合にカガワが完璧な状態で迎えることを願っている」
連戦でのトレーニングでコンディションを落とすよりも、週1回のペースの試合でハイクオリティーなプレーを出してくれることを期待しているようだ。香川の実績と実力があるからこそだが、余裕を持ったプランで次節ルーゴ戦でも活躍を見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)