セリエAで衝撃退場劇 ウディネーゼ10番、強烈顔面張り手を海外糾弾「愚か、愚か、愚か!」

相手の顔面に張り手をして一発退場となったMFデ・パウル(一番左)【写真:Getty Images】
相手の顔面に張り手をして一発退場となったMFデ・パウル(一番左)【写真:Getty Images】

アルゼンチン代表MFデ・パウルがインテルMFカンドレーバの顔面に張り手をお見舞い

 セリエAでショッキングな退場劇が発生した。激しいタックルで倒されるもノーファウルと判定され、帰陣する相手の顔面に張り手をお見舞い。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)での映像確認の末に一発レッドカード扱いとなり、海外メディアは「愚か、愚か、愚か!」と糾弾している。

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 衝撃のワンシーンが生まれたのは、現地時間14日に行われたセリエA第3節インテル対ウディネーゼ戦だった。

 試合はホームのインテルが前半44分にイタリア代表MFステファノ・センシが決勝弾をマークして勝利したが、戦況を動かすきっかけとなったのが同34分の攻防だった。

 ウディネーゼは左サイドで10番のアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルが縦パスを受けようとしたところを、インテルのイタリア代表MFアントニオ・カンドレーバが背後から猛チャージしてボールを奪取。デ・パウルはピッチに尻餅をついたがファウルの笛は吹かれず、そのままプレーは続行された。

 その後両者はセンターサークル付近で言葉を交わしたが、帰陣するカンドレーバがデ・パウルを指差そうとした瞬間、デ・パウルが右手で強烈な張り手を顔面にお見舞い。カンドレーバがピッチに倒れ込んでプレーが止まった。その後、VARが介入して主審が映像確認し、暴力行為が認められてレッドカードで一発退場となった。

 オランダメディア「SPORTNIEUWS.NL」は、「ロドリゴ・デ・パウルはアントニオ・カンドレーバとの論争に巻き込まれた。カンドレーバはデ・パウルを襲ってボールを奪ったが、デ・パウルはこれをよしとしなかった」とボール奪取のシーンから描写。そして、決定的な暴力行為について言及している。

「デ・パウルはカンドレーバの顔に大きな張り手を見舞い、イタリア代表はやや演劇的にピッチに倒れた。審判は容赦なく、デ・パウルはすぐにシャワーを浴びることを許された。愚か、愚か、愚か!」

 2018年にアルゼンチン代表デビューを飾るなど、ようやく開花し始めたデ・パウル。これが2017年5月21日のサンプドリア戦以来、自身2度目となるセリエAでの退場となったが、衝撃的な形でピッチを去ることになった。

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