バルサ元会長、ネイマール移籍騒動の舞台裏を明かす 「PSGは360億円を要求した」
メッシの発言を受けた元会長が独自の見解 「二度と契約しないのはフィーゴだけ」
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、スペイン紙「スポルト」のインタビューに応じ、パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールの移籍について口を開いた。それを受けて、バルサの会長を務めた経験のあるジョアン・ガスパール氏が、スペインのラジオ局「カデナ・セール」の番組に出演し独自の見解を述べている。
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メッシは「スポルト」紙のインタビューで、今夏のネイマール移籍騒動について「本当に戻ってきてほしかった」と言及。さらに、「バルセロナができることをすべてやったのかどうかについて、話すほどの情報は持っていない」と、クラブの交渉を陰から見守るしかなかったことを告げている。
ガスパール元会長はネイマールと契約できるのかどうか、バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長に電話して尋ねたという。そして「バルトメウ会長はネイマールと契約しようと試みた」と語り、バルサがネイマールと契約できなかった理由を明かしている。
「PSGは3億ユーロ(約360億円)近くの金額を要求してきた。だが、尊厳を守るためには契約を断念せざるを得なかった」
そして、メッシの発言についてガスパール元会長は、「彼はただ一つの意見を述べたに過ぎない」と語り、大事とは捉えていないようだ。加えて、メッシとクラブの契約に関して「彼はレオ・メッシという一プレーヤーだが、契約を求めることができる選手だ」と、クラブにとって特別な存在であることを示している。
続けて、「あなたなら誰とサインしないのか?」と問われたガスパール氏は、「私が二度と契約しないのは、フィーゴだけだ」と明かしている。自身が会長を務め始めた2000年に、当時チームのエースとして活躍していた元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴを、宿敵レアル・マドリードに奪われてしまった“禁断の移籍”を、今でも根に持っているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)