ミラン黄金期を支えた栄光の10番が現強化部を批判 「監督への敬意を欠いている」

「FWを買えば勝てるという時代ではない」

 そして、選手のクオリティーに起因する戦術的な部分も指摘した。

「サッカーでは、中盤の選手が舵を取らなければならない。現代サッカーは、ゲームを支配することができなければ勝利することができないんだ。ファストフードのようにFWを買ってくれば、それで勝てるという時代ではないんだよ」

 今季のミランの補強は、FWカルロス・バッカ、FWルイス・アドリアーノ、FWマリオ・バロテッリとアタッカー陣が目立った。中盤にもMFアンドレア・ベルトラッチを補強しているが、MFアンドレア・ピルロを失って以降、世界トップクラスのプレーメーカーがいなくなって久しい。運動量と実直さを武器にする選手ばかりでなく、攻撃を組み立てられる選手を獲得してゲームを支配するサッカーを展開する必要性を熱弁していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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