復調の絶対王者 ユベントスがラツィオを破って破竹の5連勝で暫定5位に

システム変更で成績が安定

 開幕当初こそ、今夏に獲得したMFエルナネスをトップ下に置いたシステムを模索したが、3-5-2や4-3-3といったトップ下を排除したシステムに変更してから成績は安定した。ディバラやMFフアン・クアドラードといった攻撃的な新戦力がチームにフィットし始めたことで、接戦でも得点を奪い切って勝ち点3を取る形が確立してきている。

 イタリア国内では“守備のBBC”とも呼ばれるアンドレア・バルザーリ、レオナルド・ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニのイタリア代表トリオによる3バックに加え、GKにはもう一人の“B”である37歳にしてイタリア代表の守護神であるジャンルイジ・ブッフォンも控える。リーグ15試合での失点11は、ナポリとインテルの失点9に次ぐ成績だ。

 中軸の大幅な入れ替えで出遅れたユベントスだが、絶対王者の復権も遠くない将来に訪れるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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