復調の絶対王者 ユベントスがラツィオを破って破竹の5連勝で暫定5位に

序盤の出遅れから猛反抗

 昨季まで4連覇中のイタリア王者ユベントスは今季、苦しいスタートを切ったが、ここにきて怒濤(どとう)の猛反攻を見せている。4日の敵地ラツィオ戦で2-0の勝利を飾ると、これで5連勝。暫定で勝ち点を27に伸ばし、4位ローマと同勝ち点の5位まで順位を上げてきた。

 このラツィオ戦は前半7分、FWパウロ・ディバラのシュート性のクロスに対する相手のオウンゴールで先制。同32分にはディバラがFWマリオ・マンジュキッチからのパスを浮かせてトラップすると、ボールの落ち際を左足のアウトサイドに掛けながらたたく芸術的なボレーシュートで追加点を挙げた。2-0で迎えた後半は、ラツィオにボールを渡しながらもペナルティーエリアへの侵入を許さない試合運びで危なげなく勝利した。

 この第15節までを5試合ずつ3つのブロックに分けると、開幕節から第5節までは1勝2分2敗の勝ち点5、第6節から第10節は2勝1分2敗の勝ち点7、第11節から5連勝で勝ち点15と、ここにきての復調具合が鮮明に表れている。

 

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