元レアル幹部、古巣の問題点指摘…ジダン監督には酷評 「強化するのではなく、混乱させた」
元ゼネラルディレクターのバルダーノ氏がレアルの現状を分析
レアル・マドリードでかつてゼネラルディレクターを務めていた元アルゼンチン代表FWホルヘ・バルダーノ氏が、古巣の問題に言及。数多くの問題があるが、ジネディーヌ・ジダン監督自身も昨季から何かが違うと述べている。スペイン紙「AS」が伝えた。
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2016年にレアルのトップチーム監督に就任して以降、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を成し遂げるなど、数々のタイトルをチームにもたらしたジダン氏。昨夏にクラブを去っていたが、サンティアゴ・ソラーリ前監督解任に伴うフロレンティーノ・ペレス会長の要請により、わずか10カ月でレアル監督に電撃復帰を果たした。
ところが、チームの立て直しは難航。2018-19シーズンを屈辱の無冠で終え、リーグ戦は3位だったものの、王者バルセロナとの勝ち点差は19ポイントと大差だった。
巻き返しを図る今夏はチェルシーから総額1億ユーロ(約121億円)とも報じられる移籍金でベルギー代表MFエデン・アザールを獲得。しかし、プレシーズンではインパクトを残せず、リーグ開幕直前の負傷でまだ公式戦には出場できていない。アザール以外にも負傷者が続出し、苦しいチーム状況となっている。
バルダーノ氏はスペインラジオ局「オンダ・セロ」の番組「El Transistor」で、古巣レアルについてこう分析している。
「マドリードの問題のひとつはディフェンスだ。彼らは皆、自分勝手に動くので、ポジションから外れてしまう。ゲームが進むに連れて、チームは集中力を欠いていくようで、その時にすべての秩序も失われる。マドリードの今季の問題は、昨シーズンの問題とは異なる。なぜなら、我々がここまで見ている限りでは、ジダンも以前と違うのだから」