ユーベ、北朝鮮代表FW獲得 韓国メディアも注目「C・ロナウドと同じ釜の飯を…」
カリアリから21歳FWハン・グァンソンを獲得、U-23チームでプレー予定
イタリア・セリエAのユベントスは現地時間2日、カリアリから北朝鮮代表FWハン・グァンソンを獲得したと発表した。“北朝鮮のロナウド”の異名を持つFWのビッグクラブ移籍に韓国紙も反応。「クリスティアーノ・ロナウドの所属チームでプレーする」と伝えている。
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ハン・グァンソンは2017年の夏にカリアリのユースチームからトップチームに昇格。セリエBペルージャへの2度の期限付き移籍を経験し、セリエBでは36試合11得点していた。そして今夏、保有権を持つカリアリからユベントスへの移籍が決定している。まずはU-23チームでのプレーが予定されているという。
北朝鮮代表として4試合に出場し、UAEで開催された今年のアジアカップにも出場していたハンの動向に韓国メディアも反応。韓国紙「ハンギョレ新聞」は「ユベントスが“北朝鮮ロナウド”であるグァンソンの加入を発表」との見出しで報じ、「世界的なサッカー界のスター、クリスティアーノ・ロナウドの所属チームでプレーする」と“本家”との共演に期待を寄せた。
また、韓国紙「東亜日報」も「クリスティアーノ・ロナウドと同じ釜の飯を食べる」と伝えたうえで、米国営放送「ボイス・オブ・アメリカ」での北朝鮮大使館の関係者の声として「祖国にとって非情に良いことだ」というコメントを紹介。隣国のスター候補生がビッグクラブ入りを果たしたことに注目していた。
韓国紙「アジア経済」によると、21歳のハンにはドイツの複数クラブやイングランド・プレミアリーグ王者のマンチェスター・シティも興味を示していたが、北朝鮮の選手への賃金が政府に渡り、国連制裁に反する可能性を懸念して撤退したとされている。不透明な面もあるものの、少なくとも競技面では争奪戦を巻き起こすだけの逸材と見られていると言っていい。世界屈指の名門で、ハンはどのようなキャリアを築くのだろうか。