ストラスブール川島、ELプレーオフ敗退も盟友を絶賛 「長谷部おじいちゃんに…」

(左から)GK川島永嗣、MF長谷部誠【写真:Football ZONE web&Getty Images】
(左から)GK川島永嗣、MF長谷部誠【写真:Football ZONE web&Getty Images】

ベンチ外もチームに帯同して試合観戦 盟友・長谷部のプレーに感嘆「本当に特別」

 日本代表GK川島永嗣が所属するフランス1部ストラスブールは、8月29日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)プレーオフ第2戦でドイツ1部フランクフルトに0-3で敗れ、2戦合計スコア1-3で本大会出場を逃した。ベンチ入りとはならなかった川島は、対戦したフランクフルトの盟友MF長谷部誠のプレーに改めて感銘を受けたようで、自身の公式ブログに「醸し出すオーラ、プレーは本当に特別なもの」と賛辞を送っている。

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 昨季ストラスブールと契約した川島は、第3GKゆえに出番に恵まれないなか、日々ハードなトレーニングを継続。リーグ最終節ナント戦(1-0)ではシーズン初出場とともにクリーンシートを達成し、その後日本代表に復帰してコパ・アメリカ(南米選手権)はベテランとしてチームを支えた。

 7月22日にストラスブールと2年契約を結んだなか、ELプレーオフでは元日本代表MF長谷部と日本代表MF鎌田大地の所属するフランクフルトと対戦。第1戦はホームで1-0と勝利したが、29日に行われた敵地での第2戦は鎌田にアシストを許すなど3点を失い、2戦合計スコア1-3で本大会出場を逃す結果となった。

 2戦ともベンチ外だった川島だが、公式ブログではチームに帯同して試合を観戦していたことを明かし、1歳年下である長谷部の偉大さについて綴っている。

「マコが今フランクフルトのチームで醸し出すオーラ、プレーは本当に特別なものだと思う。ボランチをしていたからこそ、センターバックには出せないビルドアップのボールが出せたり、多くの経験や難しいゲームを経験した選手にしか出せないゲームコントロール、試合中の駆け引き。チームの中で他にはできない存在価値を放っている」

 もっとも盟友が所属するクラブに敗れ、「メンバーには入れなかったけど、長谷部のチームに負けたのは悔しくて昨日は寝れなかった」という。「長谷部おじいちゃんに負けないように、自分も試合に絡んでいかないと。一日一日が勝負。マコ、鎌田君、ヨーロッパリーグで幸運を祈ります!」とフランクフルトの日本人選手2人にエールを送った。公式インスタグラムには、長谷部からもらったと思われるユニフォームの写真もアップされている。

 ストラスブールではベルギー代表GKマッツ・セルスが正守護神として立ちはだかるが、その牙城を崩し、ポジション争いに食い込みたいところだ。

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