久保建英のマジョルカ移籍決定 候補に挙がったバジャドリード監督が”イライラ会見”
当初はバジャドリード優勢と目されるも、マジョルカ行き過熱から一気に合意へ
日本代表MF久保建英は、現地時間22日にスペイン1部レアル・マドリードから同マジョルカへの期限付き移籍が合意に達した。同じく1部所属で、元ブラジル代表FWロナウド氏がオーナーを務めるバジャドリードがレンタル先の有力候補に挙がっていたなか、マジョルカの電光石火での獲得劇となったが、バジャドリード監督は「久保について言うことは何もない」と怒りを滲ませたという。スペインメディア「Okdiario」が報じた。
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久保はトップチームに帯同してプレシーズンマッチ計4試合に途中出場。その後はトップチームの練習とカスティージャ(レアルB)の試合を兼任してきた。
バジャドリードへの期限付き移籍の可能性が最初に報じられ、レバンテ、エスパニョール、ビジャレアル、マジョルカも新天地候補とされてきた。そんななか、21日にマジョルカ行きの噂が一気に過熱。22日に久保本人がマジョルカに降り立ち、メディカルチェックをパスして、瞬く間に1年間の期限付き移籍で合意したことが正式発表された。
久保を逃した格好のバジャドリードだが、24日のレアル戦に向けた記者会見で久保について問われたセルヒオ・ゴンサレス監督は怒りを滲ませたという。スペインメディア「Okdiario」は「イライラして久保のサインについて語る」との見出しで、久保の移籍が正式に発表されるわずか前に発した指揮官のコメントを紹介している。
「久保について言うことはないもない。久保を評価するオプションを持ち合わせていない。彼はここに来ていない。久保がマジョルカに行くことを決めたのならば、そこへ行くためのアドバイスを求めるだろう」
結果的にゴンサレス監督の不安は的中し、久保はマジョルカ行きを決断している。オーナーのロナウド氏も獲得を望んでいただけに、バジャドリードにとっては失意の1日となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)