マジョルカ移籍の久保、決断のポイントは? 現地紙が“プレー時間保証”の条件指摘
一時はカスティージャ残留に傾いたとされるなか、1部マジョルカ行きが瞬く間に決定
日本代表MF久保建英は現地時間22日、スペイン1部レアル・マドリードから同マジョルカへの期限付き移籍が合意に達した。カスティージャ(レアルB)のラウール・ゴンザレス監督、新天地候補の一つとされたバジャドリードのオーナーを務める元ブラジル代表FWロナウド氏から“ラブコール”があったなかで、プレー時間の保証が大きな分かれ目となったようだ。スペイン紙「エル・ムンド」が報じている。
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久保は今夏、FC東京からレアルへの移籍が決定。トップチームに帯同してプレシーズンマッチ計4試合に途中出場し、その後はトップチームの練習とカスティージャ(レアルB)の試合を兼任してきた。
ベルギー代表MFエデン・アザールらトップチームに怪我人が続出しているため、久保は20日、21日と2日連続で練習に参加。24日のバジャドリード戦のメンバー入りも期待されるなか、スペインテレビ局「La Sexta」の番組「Jugones」が「久保はマジョルカに行く」とマジョルカへの期限付き移籍の可能性を指摘した。
22日には久保がマジョルカ入り。メディカルチェックをパスし、その後マジョルカの公式サイトでレンタル期間1年での期限付き移籍が合意に達したと発表された。
スペイン紙「エル・ムンド」は「ロナウドとラウールは彼を欲していたが、久保はローンでマジョルカでプレーする」と見出しを打ち、最新レポートを展開している。
「すでに公式だ。久保は2020年6月30日までローンでマジョルカに所属する。18歳の日本人MFはセンセーショナルなプレシーズンを過ごし、ロナウドのバジャドリードでプレーする可能性が浮上したが、最終的には(マジョルカのCEOである)マヘタ・モランゴによって提示されたプロジェクトへの参加を決断した。詳細はあまり知られていないが、最低分数が保証されているローン契約が提示されている」
マジョルカはプレー時間を保証する契約を提示しており、当初はカステティージャ残留に傾いていた久保の心を動かしたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)