レアルMFモドリッチ、開幕戦の危険な“一発退場タックル”に審判団言及 「ゼロ容認」
セルタ戦でMFスアレスに対してアキレス腱後方にタックルを見舞って一発退場
レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチは現地時間17日、リーガ・エスパニョーラ開幕節セルタ戦(3-1)で後半11分にスペイン人MFデニス・スアレスの足を踏みつけて一発退場となった。スペイン紙「AS」はアキレス腱付近への危険なタックルに対して、今季は厳しい処分が下されるとの審判団の見解が報じられている。
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レアルは新加入の目玉だったベルギー代表MFエデン・アザールが負傷で欠場となるなか、前半12分には戦力外から一転して開幕スタメンを飾ったウェールズ代表FWギャレス・ベイルのアシストから元フランス代表FWカリム・ベンゼマがネットを揺らして先制した。
しかし、1-0のまま迎えた後半に司令塔のモドリッチがピッチを去ることになる。タッチライン際でスアレスの足首を踏みつけてしまい、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)も介入しての判断で一発レッドカードが提示された。
レアルはその後、ドイツ代表MFトニ・クロースの強烈なミドルシュートでリードを広げるなどし、3-1で勝利を収めたが、次節はモドリッチも不在での戦いが強いられることになった。
モドリッチの退場判定について、SNS上などでは厳しすぎるのではという意見も上がっていたが、スペイン紙「AS」は今回のようにアキレス腱付近へのタックルに対して、スペインの審判団が「ゼロ・トレランス(ゼロ容認)」であると報じている。
元国際主審のエドゥアルド・イトゥラルデ・ゴンザレス氏によれば「今季、レフェリーはアキレス腱への後方からの危険なタックルに対しては強く警告している。こうしたチャレンジは容認しないと伝えている」と主張している。
モドリッチのタックルは意図的に踏みつけるような悪質なものには見えなかったが、その行為自体が大きな危険性をはらむとして、退場の判定となったようだ。