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米監督、審判に“同性愛嫌悪発言”で異例解雇 米糾弾「権力のある地位にいるべきではない」
米MLS、レアル・ソルトレイクのマイク・ペットク監督が審判に対して問題発言で波紋
アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)で異例とも言える監督解任劇が起きた。レアル・ソルトレイクを率いていた元アメリカ代表DFのマイク・ペットク監督が審判に対して同性愛嫌悪発言を飛ばし、11日に解雇が決まった。米メディアは「同性愛嫌悪で挑発するような人物は、サッカーチームの権力のある地位にいるべきではない」と糾弾している。
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レアル・ソルトレイクは7月25日、リーグカップ準々決勝でUANLティグレスと対戦。後半12分にゴールを奪われたなか、後半39分にDFブルックス・レノンがレッドカードを受けて一発退場となり万事休した。
レノンの退場に不満を示したペットク監督は審判に対して罵詈雑言を吐き、スペイン語で同性愛を嫌悪する言葉を口にしたという。この日の主審はパナマ出身でスペイン語を理解しており、指揮官を問題視。ペットク監督は罰金2万5000ドル(約263万円)と3試合欠場処分を受けていた。
しかし、ここから事態はさらに拡大。クラブは今回の一件を深刻な問題と捉え、ペットク監督の解任を決定。クラブ公式サイトで「すべての人を尊重することが不可欠。私たちは今回のことに責任を感じている」と決断理由を明かしている。
米メディア「Deadspin」は「その決定は、今回の一件を知れば知るほど、物議を醸すものではないことが分かる。間違った男を雇っていると判断するのに長い時間がかかったのは少し驚きだ」と報道した。
試合終了後、ロッカー室へ引き上げる際に通路でも問題発言を続けていたというペットク監督に対して、記事では「同性愛嫌悪で挑発するような人物は、サッカーチームの権力のある地位にいるべきではない」と断罪。今回の解雇を当然と受け止めているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)