ボローニャ冨安、右SBの先発争いでリード 伊紙「良いプレーができることを見せた」

ボローニャのDF冨安健洋【写真:Noriko NAGANO】
ボローニャのDF冨安健洋【写真:Noriko NAGANO】

プレシーズンでチームとして守備に課題も…右サイドバックの冨安には好印象

 新シーズンからイタリア・セリエAのボローニャでプレーする日本代表DF冨安健洋は、現時点で右サイドバックのレギュラーに近づいているという。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」がレポートしている。

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 ボローニャはプレシーズンの間にドイツのチームと何試合かのテストマッチを組んだが、そこでの最終ラインの出来には厳しい言葉が並んでいる。記事では「歯車には油を塗る必要がある。オートマティズムを目指して、息を合わせなければならない。ドイツのチームとのここ3試合では失点が多すぎた。1カ月の練習の後、(リーグ開幕戦へ)ボローニャの守備は張り詰め、もっと鮮明でなければならない。個々の選手たちは力を持っているはずだが、様々な場面で集中力を欠いていた」と、批判の度合いが強いものになった。

 とはいえ、そのなかで冨安は最終ラインにおいて存在感を見せているという。それは、本来のセンターバックではなく、右サイドバックでのポジション争いで優位に立つという形で表れているとされた。

「タケヒコ・トミヤスも入った。この若い日本人は、センターバックとして生まれたが、ケルン戦のテストの後、イブラヒマ・エムバイェのポストを奪って、右サイドバックのスタメンになった。彼の短いキャリアですでにカバーしたことがあるポジションで、そこでも良いプレーができることを見せた」

 セネガル代表DFで、センターバックと右サイドバックを務めるライバルとの争いで優位に立っているという。セリエAに限らず、世界的に左サイドアタッカーには右利きのカットインを得意とした選手がチームのキーマンとして入ることが多い。その相手と対峙する右サイドバックは、現代サッカーのなかでは守備のキーマンになるポジションでもある。

 セリエAでは、日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)が長らく左右のサイドバックとして活躍したのが唯一とも言える最終ラインの日本人選手だ。冨安も将来的には本職のセンターバックで勝負できるのが最高だが、曲者揃いのアタッカーと対峙するポジションを確保できれば、イタリアで長友を超えるような足跡を残せるかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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