浦和FW興梠、敗戦危機から救う殊勲の“バースデー弾” 「自分が想像していたのは…」

浦和レッズFW興梠【写真:Getty Images】
浦和レッズFW興梠【写真:Getty Images】

終了間際に値千金の一撃 「冷静に決められて良かった」

 浦和レッズのFW興梠慎三は、31日の鹿島アントラーズ戦で1点ビハインドの後半43分に得点し、試合を1-1の引き分けに持ち込んだ。33歳の誕生日当日のバースデーゴールになったエースは「想像していたのと少し違う形」としたものの、ホッとした表情も見せた。

 浦和は後半32分に先制を許すと、直後にFW杉本健勇が投入された。その5分前には左サイドにMF山中亮輔が起用されていたことで、「健勇が入ったら、ターゲットにしてクロスがくる。その裏になるべくいようと心掛けて、少し大きくなったら自分がシュートできるようにしようと思った」と、自身が1トップにいた時との狙いの切り替えを話した。

 そして、同点ゴールはその形そのままだった。山中が左サイドでボールを持つと、杉本がゴール前に突進。山中のアーリークロスは杉本の頭上を通過したが、そこに興梠が入り込んだ。「冷静に決められて良かった」というヘディングシュートが、同点に追いつく貴重なものになった。

 大槻毅監督の就任から、杉本の投入で攻撃のパターンを変えることがチームで共有されてきている。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の蔚山現代戦、アウェーで2戦合計スコアを逆転に持ち込んだ1点も、まさに杉本の背後に潜り込んで決めたヘディングシュートだった。自身が中央で主役になる1トップから、文字通りシャドーとして陰のストライカーにもなれる万能性が、この日もゴールを呼び込んだと言える。

 この日、誕生日を迎えての試合だっただけに、興梠は「自分が想像していたのは、ゴールを決めて勝って、ヒーローインタビューを受けること。それとは少し違う形だったけど、点を取れて良かったですね」と、敗戦の危機からチームを救っただけに少しホッとした表情だった。

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