「日本人ファンは不可思議」 来日したバルサへの“謎めいた歓迎”にスペイン紙困惑
今夏ユベントスに移籍したデ・リフトのポスターを掲げるファンに注目 「熱狂していた」
バルセロナはプレシーズンツアーのRakuten CUPを戦うため、21日に日本に到着した。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、来日したバルセロナの選手たちを一目見ようと駆けつけた大勢のファンのなかに、在籍していない“ある選手”のポスターを掲げたサポーターがいたことにスポットライトを当てている。
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Rakuten CUPに参戦するバルセロナは23日にチェルシー(埼玉スタジアム)、そして27日にクラブのレジェンドである元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、同FWダビド・ビジャらが在籍するヴィッセル神戸(ノエビアスタジアム神戸)との試合を控えている。
コパ・アメリカ(南米選手権)を戦ったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョらがメンバー外となるなか、今夏バルセロナに加入した日本代表MF安部裕葵の参戦が決定している。
日本での人気も高いスペインの名門が21日に来日したが、同紙は「日本人ファンはとても不可思議だ」と取り上げ、「メッシ、スアレス、コウチーニョのような名手が不在にもかかわらず、日本人は東京に到着したバルセロナに熱狂していた。バルセロナの選手にはならなかった選手に対してさえも、だ」と指摘。今夏アヤックスからユベントスに移籍した、オランダ代表DFマタイス・デ・リフトの写真を掲げていたファンがいたことを伝えている。
「若き日本人ファンは、アヤックスのユニフォームを着ており、ユベントスへの移籍が決まったデ・リフトのポスターを掲げて歓迎していた。確かに、バルセロナに加入したフレンキー・デ・ヨングも写っていたが……」
デ・リフトは今夏、バルセロナ移籍が有力と見られていたものの交渉が難航。最終的にはイタリアの絶対王者ユベントス加入となった。ファンが掲げたポスターにはデ・ヨングも写っていたため、デ・ヨングに対する歓迎ということで間違いないだろうが、その横で存在感を放つデ・リフトの写真に、スペインメディアも困惑気味だった。