G大阪、名古屋とドロー 1120日ぶりJ1ピッチのFW宇佐美貴史が劇的同点弾!

ガンバ大阪へ復帰したFW宇佐美貴史【写真:Getty Images】
ガンバ大阪へ復帰したFW宇佐美貴史【写真:Getty Images】

G大阪は名古屋に2-2の同点 3年ぶり復帰の宇佐美が後半ロスタイムに劇的弾

 ガンバ大阪へ復帰したFW宇佐美貴史が1120日ぶりにJ1のピッチで劇的な同点弾を挙げた。20日の第20節名古屋グランパス戦で2トップの一角として先発。プロ1年目と同じ背番号「33」を付け、3年ぶりの再スタートを切ったが、アウェーの戦いで2-2のドローとなった。

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 立ち上がりから“打ち合い”の展開。前半4分、中央から名古屋MFエドゥアルド・ネットに抜け出され、最後はMF前田直輝に決められて先制点を奪われた。だが、G大阪もすぐさま反撃に出ると、同8分にMF遠藤保仁の浮き球パスをFWアデミウソンが受け、GKをかわして左足で決め切った。

 宇佐美が最初に見せたのは前半12分。FWを務めた宇佐美が自陣まで戻り、右サイドから前線まで走り込んでいた逆サイドのFW中村敬斗へ“ドンピシャ”のロングパス。直後にはDFの裏へ抜けるアデミウソンへ浮き球パスを送るなど、ゲームメイクに徹した。

 1-1で迎えた前半26分には珍事が発生。照明トラブルに見舞われ、約3分間試合が中断する一幕があった。

 前半終了間際の同44分に再び試合が動いた。名古屋MF和泉竜司のロングパスをFWジョーがそらし、MF宮原和也がゴール。名古屋が勝ち越しに成功し、前半を折り返した。

 後半に入ってからも宇佐美はパサーの役割を全う。途中からはポジションを下げ、逆三角形を形成する中盤でインサイドハーフを務めた。そこでも決めきるのが宇佐美だ。1点を追う後半ロスタイム。MF小野瀬康介の右クロスにファーサイドから頭で合わせて追いついた。

 宇佐美にとっては、オランダ1部トゥエンテへ期限付き移籍する18歳FW中村とは“初共演”。かつて、自身の背中を追って海外へ旅立った日本代表MF堂安律、その堂安に憧れて海を渡る中村。G大阪の若手は欧州挑戦の象徴的な存在でもある宇佐美に少なからず影響を受けてきた。大切な後輩の門出を、自らのゴールで祝福した。

 一方の名古屋は、9試合連続白星なしとなった。

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