レアル久保、鋭い突破にクロースが手を伸ばしてファウル ミニゲームの真剣攻防に歓声
レアルファンが詰めかけた公開練習でクロースのファウル誘発 スタジアムもどよめく
スペインの名門レアル・マドリードは、北米遠征のためカナダでトレーニングを積んでいる。一般公開された現地時間17日の練習では、実戦形式のミニゲームで日本代表MF久保建英のドリブル突破をドイツ代表MFトニ・クロースが手をかけて必死に止めるシーンがあり、約2万人を収容するスタジアムも大きく沸いた。
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今夏にレアルへ電撃移籍した久保は、帯同しているトップチームの北米遠征でまたもや魅せた。10日からカナダのモントリオールでスタートした合宿は、これまでメディアにも限定公開で進められてきたが、17日は米MLS(メジャーリーグサッカー)に所属するモントリオール・インパクトの本拠地である「スタッド・サプト・スタジアム」で一般公開。約2万人を収容するスタジアムには、多くのマドリディスタが詰めかけた。
スター選手たちに交じって精力的に体を動かした久保。ミニゲームではウェールズ代表FWギャレス・ベイル、スペイン代表MFイスコらと同じグループに入り、攻撃的なポジションで出場。積極的に局面に顔を出すなか、自陣ゴール前でのこぼれ球に素早く反応すると、球際で競った相手チームのクロースよりも先にボールに触れる。スペースに抜け出す18歳のアタッカーに対し、クロースは思わず肩に手をかけて引っ張り、ドリブル突破をファウルで止めた。
スピードに乗った久保のプレー、クロースの“本気の対応”に会場はどよめき、練習の模様を中継していたレアル公式YouTubeチャンネルには、日本のみならず海外からも「ファウル取った」「Kubo vs Kroos」「クロースはいじめっ子」といったコメントが寄せられた。
外国籍選手枠の関係上、フベニールA(U-19)登録となった久保。これによりレアルB(カスティージャ)とトップチームでの出場に障壁がなくなっている。現地時間20日に控えるバイエルン・ミュンヘンとのプレシーズンマッチに向けて、調整も順調に進んでいるようだ。