ハリル激怒! 格下カンボジアに2-0の大苦戦 「何人かの選手にはかなり怒っている」と一喝

新戦力抜擢が一転、本田を途中投入

 後半開始から柏木をボランチに投入したが、ようやく奪った先制点はオウンゴール。攻撃のリズムはやや改善されたものの、新戦力抜擢を試合前に明言していた指揮官は、本田圭佑(ACミラン)を途中投入する羽目になった。

 そして追加点は、終了間際に生まれた本田のヘディング弾のみ。メンバーを落として臨んだ一戦だったとはいえ、FIFAランク183位の格下を相手に、チームは相変わらずの得点力不足を露呈した。指揮官は「我々のゴールを仕留めるというところは、まだ良いレベルにはなっていない」と肩を落とした。

 これで日本は6試合を終えて5勝1分の勝ち点16で、グループEの首位をキープした。3月のハリルホジッチ体制発足からの戦績を8勝4分1敗とし、2015年の活動を終えた。

 日本代表は来年3月24日にアフガニスタン戦、29日にシリア戦といずれも埼玉スタジアムでアジア2次予選の残り2試合を戦う。次節で日本が勝ち、2位のシリアが敗れればグループ1位が確定し、9月1日から始まるアジア最終予選への進出が決まるが、不完全燃焼の2015年最終戦となった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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