開催国ブラジルがコパ9度目の戴冠へ王手 永遠の宿敵アルゼンチン相手に2-0で勝利

後半26分、ジェズスのお膳立てからフィルミーノが押し込んで貴重な追加点

 後半11分にはメッシが立て続けにシュートを放つが左ポスト、ゴール枠からわずかに逸れるなどゴールネットを揺らせない。アルゼンチンはMFアンヘル・ディ・マリアを投入してさらに攻撃的にいく一方で、ブラジルはDFマルキーニョスが負傷。DFミランダを緊急投入することになった。

 後半21分、メッシが倒されて得た直接FKで、やや左22メートルの位置から左足を一閃。ゴール左隅に飛ぶ最高のコースかと見えたが、読み切ったアリソンがパンチングではなくキャッチする好プレーを見せた。

 そして後半26分、セレソンが再び歓喜を爆発させる。カウンターからジェズスがドリブル突破で一気にハーフウェーからペナルティーエリア内に侵入する。マーカー複数人を引き付けてラストパスを送ると、その先には1点目をお膳立てしたフィルミーノ。背番号20が無人のゴールに流し込み、2-0とブラジルが貴重すぎる追加点をゲットした。

 苦しい立場に追い込まれたアルゼンチンはスカローニ監督に警告が出されるなど、感情をコントロールできない場面が目立つ。今大会通じて無失点のブラジルは落ち着いて対処し、クリーンシートで90分を締めた。充実のセレソンが2007年大会以来、9度目の戴冠に王手をかけた。

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