元日本代表DF太田宏介、名古屋への完全移籍が正式決定 7月で32歳「男はこれからです」
通算6年半在籍のFC東京に感謝 「自分のサッカー人生にとって大きな宝物」
J1名古屋グランパスは2日、FC東京から元日本代表DF太田宏介を完全移籍で獲得することを発表した。
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31歳の太田は麻布大附属渕野辺高を卒業後、2006年にJ2横浜FCでデビュー。左サイドバックとして頭角を現すと、09年から11年まで所属した清水エスパルスで確固たる地位を築いた。そして、さらなる飛躍を求めて12年にFC東京へ移籍。15年から17年のオランダ・フィテッセ移籍を挟み、通算6年半プレーし、高精度クロスとFKでファンを沸かせるなど、これまでJ1通算275試合11得点を記録した。だが、今季は首位を走るチームのなかでベンチを温める機会が多くなり、ここまでリーグ戦出場は4試合にとどまっていた。
太田はFC東京を通じて、退団のコメントを発表。「リーグ戦で首位を走るこのタイミングでチームを離れることになり、大変申し訳なく思います」と切り出し、FC東京での日々を「自分のサッカー人生にとって大きな宝物になりました。うれしいことや悔しいこと、6年半の全ての瞬間瞬間が僕にとっての財産です」と感謝の言葉を述べた。そのうえで「もっと成長したい、ピッチに立ちたいという気持ちが強くなり、新たな環境に身を置いてチャレンジすることを今回決断しました」と、1人の選手として出場機会を求めて、自身5クラブ目の新天地に挑戦することを決意したという。
一方、名古屋を通じては「7月23日で32歳になりますが、男はこれからです」とコメント。「自分の武器である”左足”から1つでも多くの勝利に貢献し、真っ赤に染まるグランパスファミリーの皆様と喜びを分かち合えるよう頑張ります!」と決意を述べている。
(FOOTBALL ZONE編集部)