伝説の“守備職人”、同胞ポグバのレアル移籍を後押し 活躍は「間違いない」と太鼓判
元フランス代表のマケレレ氏がポグバを絶賛 一方でムバッペの移籍には否定的
レアル・マドリードやチェルシーで活躍し、“守備職人”として知られた元フランス代表MFクロード・マケレレ氏がスペイン紙「マルカ」のインタビューに応じ、古巣レアルへの移籍が噂されているフランス代表MFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)について「全てにおいてどうすべきか分かっている選手」と称賛している。
2018-19シーズン途中から再就任したジネディーヌ・ジダン監督にとって「ナンバーワンのターゲット」ともされているポグバ。指揮官が念頭に置いている素早い攻撃を実現するための欠かせないパーツとして捉えており、クラブ側は早期契約を目指していると報じられている。
ポグバがレアルのユニフォームを着てプレーできる選手かとの質問に、マケレレ氏は「もちろんだ。ジダンはこういうタイプの選手を評価する。彼はすべてにおいてどうすべきか分かっていて、それは難しいことだ。彼のポテンシャルは素晴らしい」とコメントしている。
また、レアルで成功する素質がポグバにあるかと聞かれると、「間違いない。キャラクター、人間性…彼は多くを持っている」と断言。移籍の可能性については「クラブの象徴を手放すのはユナイテッドにとって難しいこと」としながらも、「(レアルの会長である)フロレンティーノ(・ペレス)は、望むものを手に入れられる。クラブ、国、世界のサッカーのためにこれまでも多くのことを成し遂げてきた。彼はレアル・マドリードの歴史のなかで重要な人物だ」と述べた。
フランス人選手といえば、パリ・サンジェルマン(PSG)で活躍する20歳の神童、同国代表FWキリアン・ムバッペの移籍話も浮上しているレアル。ムバッペを「彼の年代にしては素晴らしい」と称賛したマケレレ氏だったが、移籍に関しては「PSGが彼を手放すとは絶対に思えない。彼のクラブと代表でのイメージを考えれば、今は不可能だろう。すでに代表チームでも怪物級の才能を証明している。彼にはサッカーのスキルも、キャラクターも、人間性も揃っている」と述べ、移籍実現にはネガティブな見解を示した。
過熱する移籍報道に注目が集まるポグバとムバッペだが、どのような決断を下すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)