「全員を騙したキラーパス」 レアル“魔法使い”、一撃必殺バックヒールアシストに再脚光
グティ氏の華麗なキラーパスをリーガ公式が再脚光 「非現実的なパスセンス」
今季のリーガ・エスパニョーラはバルセロナの優勝で幕を閉じ、変革期を迎えたレアル・マドリードにとっては苦境のシーズンとなった。そんななか、リーガ公式インスタグラムは元スペイン代表MFグティ氏の華麗なバックヒールパスの動画を公開し、レアル黄金時代のワンシーンが再び脚光を浴びている。
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昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で前人未到の3連覇を成し遂げたレアルだが、今季は2度にわたる監督交代が行われ、CLではベスト16敗退を喫したうえに、リーグ戦は優勝した宿敵バルセロナに勝ち点19差を離されて3位で終える失意のシーズンを過ごした。
そんななか、リーガ公式インスタグラムは過去のレアルの名場面をプレーバックし、“魔法使い”と評され、レアルの黄金時代を支えた英雄グティ氏がバックヒールパスで相手守備陣を翻弄したアシスト映像で公開している。
そのシーンが生まれたのは、2005-06シーズンの1月15日に行われたセビージャ戦(4-2)で、1-2のビハインドで迎えた後半15分だった。ペナルティーエリア手前でこぼれ球を拾ったグティ氏は胸でトラップした際、左サイドのパスコースを探す素振りを見せる。しかし、突如ノールックで左足のバックヒールを繰り出すと、セビージャの守備陣を完全に出し抜くキラーパスを通し、裏へ抜け出した元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏(現レアル監督)がゴール左に流し込んだ。
一撃必殺のトリックパスに、コメント欄では「何度見ても驚くべきプレー」「これぞグティの真骨頂」「伝説は永遠に」「歴代最高のパスマスターの証」「非現実的なパスセンス」「全員を騙したキラーパス」とファンの間でも反響が寄せられていた。当時リーガを沸かせたグティのパスセンスは、今でもスペインで伝説級のプレーとして語り継がれているようだ。