U-20日本代表MF伊藤洋輝、PK失敗の悔しさ吐露 「違う形で挽回したい」とリベンジ誓う

第3戦のイタリア戦、PKのチャンスを外してしまったMF伊藤洋輝【写真:Getty Images】
第3戦のイタリア戦、PKのチャンスを外してしまったMF伊藤洋輝【写真:Getty Images】

「ここで決めて吹っ切りたかった」とイタリア戦でPKキッカー志願

 U-20日本代表は現地時間29日、ポーランドで行われているU-20ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦のイタリア戦に臨み、スコアレスドローの末にグループリーグ突破を決めた。チームとして勝利を目指した一戦でPKのチャンスを外してしまったMF伊藤洋輝(名古屋グランパス)は「(初戦の)エクアドル戦であまり良くなかったので、ここで決めて吹っ切りたかった」と悔しさを吐露したが、「また違う形で挽回したいと思います。練習しておきます」と前を向いている。

 試合前の段階で勝ち点4を手にしていた日本は、決勝トーナメント進出を懸けてイタリアと対戦した。日本は序盤からアグレッシブなプレーを披露。前半11分、ここまで1得点のFW田川亨介(FC東京)が負傷交代するアクシデントに襲われたが、チーム全体で気落ちせず攻撃を仕掛け続けた。終盤は引き分けで十分なイタリアが守備に重きを置いたことで膠着した展開に。日本は最後までゴールを割ることができなかったが、スコアレスドローで勝ち点5とし、B組2位で決勝トーナメント進出を決めた。

 この試合、最大のチャンスは前半11分のPKの場面。DF東俊希(サンフレッチェ広島)のパスに抜け出した田川がエリア内で倒されてPKを獲得した。このプレーで少し足を痛めた田川に変わり、PKキッカーに名乗りを上げたのが伊藤だった。

「田川くんに自分から言いました。(初戦の)エクアドル戦であまり良くなかったので、ここで決めて吹っ切りたかった」

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林 遼平

はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。

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