浦和の大槻新監督「ナイショで」 “鉄のカーテン”で再建へ、唯一のアドバンテージ強調
大槻体制の初陣となる6月1日の川崎戦へ、前日練習までの3日間を非公開
浦和レッズは28日夜にオズワルド・オリヴェイラ監督との契約解除を発表し、一夜明けて後任となった大槻毅新監督の就任記者会見を行った。大槻監督は初陣となる6月1日の川崎フロンターレ戦に向け、“鉄のカーテン”で立て直しを図る。
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浦和は26日のリーグ第13節サンフレッチェ広島戦で0-4の大敗を喫した。大槻監督はクラブからの監督就任オファーを「契約ごとなので」として詳細は明かさなかったが「広島戦の後」と話した。
大槻監督は、昨季の4月に堀孝史監督の契約解除を受け、ユースチームの監督も務める育成ダイレクターから暫定監督に内部昇格した経験を持つ。また、それ以前にもクラブの分析担当として活動した経験も持つだけに、自チーム、相手チームともに詳細な分析を行って手を打つ一面は、昨季にも発揮された。
その初陣となる川崎戦に向けたアプローチについて大槻監督は「そのアプローチをここで言うと川崎の人が聞いてしまうので」としたうえで、「良いチームですし、怪我人も戻ってきた非常に強いチーム。短い時間ではあるけれど、しっかりと準備をしたい。その準備は僕が急に3日間やるのではなく、クラブやチームが積み上げてきたうえでの3日間」と話す。
そして、この日を含め前日練習までの3日間を非公開としたことについては「一つは集中したかった。もう一つは前も話したことがあるが、相手は知らないほうが良いという2点」とした。実際に、昨季の暫定監督としての初戦を前にした記者会見でも、メンバーやシステムについて「監督が代わることの唯一のアドバンテージがそこ(相手が自分たちを分からないこと)なので、ナイショで」と、話したことがあった。そのため、今回も同じ理由だとしている。