「払った授業料を取り戻そう」 U-20日本代表、影山監督がメキシコ戦で実感した“修正力”

「次のイタリアは強敵なので、そこに向かってどうアプローチしなければならないのか」

 この日は、2トップで起用した宮代と田川が計3ゴールを奪取。影山監督は「得点を取ることによって、それまでの期待感が自信へと変わっていくのは大きい。得点を取るべきFWの選手が取ったというのは、これから先への試合に向かって自信につながっていくのではないかと思っている」と今後の2人への期待を口にした。

 23日のエクアドル戦(1-1)は勝利できなかったが、メキシコ戦当日に誕生日を迎えた宮代が2点を取って勝利したことについては、「誕生日に点を取るのは最高のこと。誕生日に得点を取って勝利で祝ってもらえる。いいなあなんて思いました」と笑顔を見せた。

「次のイタリアは強敵なので、そこに向かってどう我々がアプローチしなければならないのか。スタッフの力を借りて、さらに良い状態に持って行けるように努力したいと思う」

 影山監督は勝って兜の緒を締めていた。

page1 page2 page3

林 遼平

はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング