マンU守護神の「将来は不透明なまま」 “移籍金ゼロ”で流出する可能性が再浮上
デ・ヘアとの契約延長交渉が進展せず 来年1月には「国外クラブと事前契約が可能」
2020年夏にクラブとの契約満了を迎えるマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアだが、契約延長交渉は一向に進展していない。英衛星放送「スカイ・スポーツ」も、「デ・ヘアのマンチェスター・ユナイテッドでの将来は不透明なまま」と報じ、昨年に続いて移籍金なしでの退団も現実味を帯び始めている。
2011年にアトレチコ・マドリードから加入したデ・ヘアだが、ユナイテッドでの活躍で常にビッグクラブから注目を集めている。2015年夏にはレアル・マドリードへの移籍で合意したが、この時は期限までに手続きを完了することができず破談。その際に、ユナイテッドと新たに4年の契約延長を果たしていた。
そして、契約が残り1年となって迎えた昨季、シーズンを通してデ・ヘアの去就問題が報じられていた。ユナイテッドは契約延長を望んでいたが、交渉は進展せず。そのままでは今年1月に、移籍金なしで他クラブへ移籍するための事前交渉が可能な状況を迎えるため、クラブは苦肉の策として1年の契約延長オプションを行使した。
しかし、現在に至ってもデ・ヘアを取り巻く状況にあまり変化は起きていないようだ。記事でも「マンチェスター・ユナイテッドはデ・ヘアの去就問題解決に向けて近づいていない。GKは新契約について保留したまま」と報じ、「(2020年)1月には国外クラブと事前契約が可能になる」と指摘した。スペイン人守護神は、クラブナンバーワンの高給取りであるチリ代表FWアレクシス・サンチェスと並ぶサラリーを求めているとも伝えられている。
プレミアリーグ6位に終わり、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権も失ったユナイテッド。戦力の大刷新も噂されるなか、頼れる守護神を引き留めることはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)