「美しくスピーディーな連携プレーを…」 日本戦控えるU-20エクアドル代表監督が警戒

日本への警戒を怠らず 「興味深い2トップで戦ってくる」

 重要な初戦で日本と対戦するが、セリコ監督は「日本はコパ・アメリカに呼ばれるだろう3選手が不在だが、非常にリスペクトすべきチーム。その成長ぶりは明らかで、厳しい相手であることは分かっている」と主張。久保建英(FC東京)や安部裕葵(鹿島アントラーズ)らが不在であることを理解しつつ、日本に対する警戒を怠ってはいけないと強調した。

「試合前までの情報しか得られないので、明日の日本がどう戦ってくるのかを知ることは難しい。W杯はこれまで戦ってきたものより高いレベルのコンペティションだし、日本に限らず、W杯に臨む際に見せる戦う姿勢は他の試合とは異なるものになる。いずれにせよ、日本はダイナミックに、美しくスピーディーな連携プレーを多用し、興味深い2トップで戦ってくるだろう。とても重要なチームなので、明日は厳しい舞台となる」

 また大会に挑む姿勢に関しては「重要なことはやはり基本に戻る事。このW杯では国を代表するだけでなく、大陸を代表する立場でここに来ていることを忘れてはいけない」と語ったセリコ監督。南米王者としての責任をしっかりと背負いながら、勝利を目指して日本との初戦に挑んでくるだろう。

(林 遼平 / Ryohei Hayashi)



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林 遼平

はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。

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