リバプールが契約解除金860億のレアルFWアセンシオ獲りへ クロップ監督が獲得熱望

レアル・マドリードのFWアセンシオ【写真:Getty Images】
レアル・マドリードのFWアセンシオ【写真:Getty Images】

2023年までレアルと契約を結ぶが、苦しいシーズンを過ごして移籍のチャンスと判断か

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、レアル・マドリードのスペイン代表MFマルコ・アセンシオの獲得を熱望しているようだ。英紙「デイリー・メール」が伝えている。

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 アセンシオは2013年にマジョルカでプロキャリアをスタート。翌年にはかの有名な同胞のプロテニスプレーヤーのラファエル・ナダルの進言もあって、スペインの強豪レアルへと移籍した。ロシア・ワールドカップ(W杯)でスペイン代表の一員として戦ったレフティーの評価は、23歳の若さも手伝って、その将来性も含めると世界トップクラスだ。

 リバプールは今季、プレミアリーグでは王者マンチェスター・シティとのタイトルレースで接戦を繰り広げており、現地時間7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦のバルセロナ戦では4-0の完勝を収め、第1戦の0-3から大逆転で決勝進出を果たしている。そんな躍進を牽引するクロップ監督は、昨夏にもアセンシオ獲得を目指していたが実現せず。だが、今夏もトップターゲットに据えるつもりのようだ。

 一方、レアル幹部は2023年6月まで契約を結ぶアセンシオの残留に必死だが、アセンシオ自身は厳しいシーズンを過ごしていて、新たなチャンスを得るためにもスペインを離れることを望む可能性もあるという。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、クロップ監督がアセンシオ獲得を熱望していて、多額の投資も惜しまない気でいると報じている。

 今季、レアルでフル出場を果たしたのはわずか9試合、リーグ戦では1ゴールしか決められていないアセンシオ。フィオレンティーノ・ペレス会長も残留を強く望んでいるが、若手選手にとってはリバプールが魅力的なクラブだと分かっているうえに、レアル自体もジネディーヌ・ジダン監督の下で今夏に徹底的に見直しをする見込みとなっている。

 アセンシオにとっては、今こそがスペインを離れるには完璧なタイミングだとクロップ監督は考えているようだ。ただ、最難関は6億ポンド(約860億円)に設定されている契約解除金。果たして、アセンシオの去就はどのような結末を迎えるのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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