「間違った形を採用した」 “采配ミス”を認めるトッテナム監督、CL4強で先勝許す
“飛車角落ち”のなか5-3-2採用も… ホームでの第1戦でアヤックスに0-1敗戦
トットナムは現地時間4月30日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝の本拠地第1戦でアヤックスに0-1で敗れた。韓国代表FWソン・フンミンら主軸の不在で、5-3-2のシステムを採用したマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、試合後に自身の采配ミスを認めた。
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初のCL決勝進出へ向けて意気込むその鼻っ柱を、見事に折られてしまった。トットナムは地の利を持って第1戦に臨んだが、前半15分にオフサイドぎりぎりのタイミングでアヤックスのMFドニー・ファン・デ・ベークに巧みに抜け出され、先制ゴールを奪われた。
トットナムは負傷でエースのイングランド代表FWハリー・ケインを、累積警告の出場停止で韓国代表FWソン・フンミンを欠く飛車角落ちの状況。代わりに出場したFWフェルナンド・ジョレンテ、FWルーカス・モウラらアタッカー陣は得点を奪えずにあえなく敗れた。
「今見れば、当然間違った形を採用したとミスを認めることができるよ」
守備時には5バックになる5-3-2というシステムを採用したポチェッティーノ監督だったが、英衛星放送「BTスポーツ」の試合後のインタビューでは、采配ミスがあったことを認めた。
「多くのオプションがあった。残念だ。これまでと違う方法でプレーすれば、何が起こるのかは推測できない。しかし、我々はそもそもエネルギーや、まとまりを欠いていた」
前半39分にはアクシデントで負傷したDFヤン・フェルトンゲンに代わって、MFムサ・シソコを投入。システムも4-4-2に変更すると、チームは息を吹き替えした。指揮官も「失点してから、(前半)25分から30分に我々はようやくゲームをスタートさせた。ムサ・シソコが入り、彼はチームに活力を与えて、いいプレーができるようになった」と語った。後半のパフォーマンスに手応えを感じたとする一方で、満を持しての采配が裏目に出たことが悔やまれる敗戦となった。
決勝進出のためには敵地で2得点以上が必要になるトットナム。ホームで沈黙した攻撃陣の奮起が期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)