「異次元の反射神経」 リバプール守護神の“超人的セーブ”に英騒然「頭の後ろに目が…」
GKアリソンがウォーミングアップで披露したセーブに注目 「まるで猫の瞬発力」
リバプールは現地時間26日、プレミアリーグ第36節でハダースフィールドと対戦し、ホームで5-0と圧勝。最下位の格下を相手に力の差を見せつけるワンサイドゲームとなったが、英メディアは試合直前のウォーミングアップでブラジル代表GKアリソンが見せた超人的な反射神経によるセーブに脚光を当てている。
マンチェスター・シティと熾烈な優勝争いを演じているリバプールが今季最大の武器としているのは、リーグ最少失点を記録している堅守だ。それを物語るかのように、最終ラインからはPFA年間最優秀選手に輝いたオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを筆頭に、スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソン、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの3人が年間ベストイレブンに選出された。
また、今季6700万ポンド(約97億円)で加入したアリソンも、今季最多となる20度のクリーンシートを記録しており、リバプールにとって長年の課題とされていたGK問題に終止符を打った。一貫した安定感と俊敏なビッグセーブに定評があり、いまや世界屈指の守護神として評価を高めている。そして、ハダースフィールド戦の直前でも実力の片鱗を見せた。
試合前のウォーミングアップの場面、ファン・ダイクが自陣のゴールマウスに向かってロングシュートを放つと、それに一切気づいていないアリソンがボールに背を向けた状態からゆっくりと前に振り返った瞬間、シュートを打たれていたことを即座に察知し、驚愕の反射神経でジャンピングセーブを披露した。
英メディア「スポーツ・バイブル」もこのワンシーンに注目しており、「アリソンは頭の後ろに目がついており、超人的なセーブを披露」と見出しを打って報じ、「アリソンは異次元の反射神経を備えている」と絶賛。「まるで猫のような瞬発力」と表現している。その後のハダースフィールド戦も完封し、リーグ戦3試合連続のクリーンシートを達成。プレミア初挑戦のシーズンだが、リバプールにとって不可欠な存在となっていることは間違いない。