優勝決定弾のメッシ、15シーズンで10回目の戴冠 バルサが2年連続26回目のリーガ制覇

リオネル・メッシは、自身通算10度目となるリーガ制覇となった【写真:Getty Images】
リオネル・メッシは、自身通算10度目となるリーガ制覇となった【写真:Getty Images】

レバンテに1-0で勝利 後半から出場のメッシが華麗な切り返しから決勝弾

 バルセロナが2年連続26回目のリーガ・エスパニョーラ制覇を達成した。現地時間27日に行われた第35節レバンテ戦で1-0の勝利を飾り、3試合を残して優勝を決めた。決勝点を決めたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、これが自身通算10度目となるリーガ制覇となった。

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 この日のスタメンは5月1日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝リバプールとの第1戦を控えるということもあり、エルネスト・バルベルデ監督はメッシをベンチに置く形でキックオフを迎えた。それでも前半から主導権を握ったのはバルサ。ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、フランス代表FWウスマン・デンベレ、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの3トップがゴールに迫る場面を数多く作り、レバンテに1本のシュートも打たせなかったほどだった。

 スコアが動かず0-0でハーフタイムを迎えると、バルベルデ監督は後半開始からコウチーニョに代えてメッシを送り込んだ。攻撃のリズムをさらに生み始めたバルサに歓喜の瞬間が訪れたのは同17分のこと。スアレスのシュートのこぼれ球をチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが勇敢に拾うと、ボールはメッシのもとへ。右足でのワンフェイクで相手DF2人を無力化し、最後は左足でゴールへと流し込んだ。

 1-0と先制したバルサは、その後もチャンスを作る一方で残留争いの渦中にあるレバンテの反撃を受ける。後半45分にはMFエニス・バルディにポスト直撃のシュートを浴びて肝を冷やす場面もあったが、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの好セーブなどもありクリーンシートで逃げ切った。

 スペイン紙「マルカ」によると、メッシにとってこの日の試合はリーガ出場450試合の節目だった。そして偉大な背番号10は、2004-05シーズンにフランク・ライカールト監督(当時)の下でデビューして15シーズン目、自らのゴールによってリーガで10度目の栄冠を手にした。

 今季から元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現・ヴィッセル神戸)からキャプテンマークを引き継いだメッシに、また新たな勲章が加わった。

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