Jリーグ海外助っ人兄弟、他チーム同時途中出場の珍事 “美しき瞬間”の写真が海外で話題
J2第10節、町田対大宮の一戦で敵同士のバブンスキー兄弟が同時にピッチ投入で脚光
兄弟でプロサッカー選手になるケースは珍しいが、日本のJ2リーグで異なるクラブに所属する海外助っ人Jリーガー兄弟が全く同じタイミングでピッチに送り出され、ピッチ脇で美しき抱擁を交わした瞬間が海外メディアで話題となっている。
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そのワンシーンが生まれたのは、21日のJ2第10節FC町田ゼルビア対大宮アルディージャ(0-1)の一戦だ。試合は後半5分、MF茨田陽生のゴールでアウェーの大宮が先制。1点差の緊迫した状況のなか、後半38分に両クラブが交代カードを切った。
その際にピッチ脇に登場したのが、かつてバルセロナ下部組織に在籍した大宮MFダヴィッド・バブンスキー(兄)、レアル・マドリード下部組織に在籍した町田FWドリアン・バブンスキー(弟)の兄弟だ。
マケドニア代表の兄ダヴィッドは2017年1月にレッドスターから横浜F・マリノスへ移籍。2018年夏から大宮アルディージャでプレーしている。一方の弟ドリアンも兄を追うように2017年夏にラドムリェから鹿児島ユナイテッドへ移籍。2018年から町田の一員として戦っている。
そんな2人が各チームのベンチから同じタイミングで投入され、ピッチ脇で交代を待つ間に抱擁。兄ダヴィッドが公式ツイッターに“決定的瞬間”を映した4枚の写真をアップし、「こんなことが起こる可能性は一体どのくらいあるのか? 時にサッカーは奇跡を生む! 私たちのキャリアにおいて、最も美しい瞬間の1つを経験したことに深く感謝している」と記した。
海外スポーツメディア「BeSoccer」スペイン語版は「同時にピッチに送られ、激突したバブンスキー兄弟」と報じ、「兄弟が対戦することは珍しいが、それは起きた」とピッチ脇に立つ2人のワンシーンを紹介している。またポルトガルのテレビ局「SIC」も「珍しい写真が日本から届いた」と伝えている。バブンスキー兄弟の“美しき抱擁ショット”は海外からも注目を集めているようだ。