ユナイテッドOB、古巣の“不快なパフォーマンス”に激怒 「雑草は取り除かなければ」
ネビル氏がエバートン戦のプレーを酷評 キャラガー氏も0-4大敗の姿に「最悪」
マンチェスター・ユナイテッドは21日、プレミアリーグ第35節でエバートンと敵地で対戦し、0-4の大敗を喫した。元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏は自身が解説を務める英衛星放送「スカイ・スポーツ」で、この試合での古巣のパフォーマンスに怒りを露わにしている。
ユナイテッドは序盤から勢いに乗るエバートンを止めることができず、0-4の大敗を喫した。試合後、チームを率いるオレ・グンナー・スールシャール監督は、「とにかくファンには謝りたい。今日は私も選手たちも、ファンを落胆させ、マンチェスター・ユナイテッドというクラブに相応しくなかった。エンブレムを身につけた者のなかで、顔を上げ続けていいのは彼らだけだ」と、不甲斐ない戦いぶりをファンに謝罪した。
ネビル氏は、この状況に憤慨した。「正直に言って、(スールシャール監督が)チームのために謝罪をしなくてはいけなかったという事実に、私は激怒している。過去7年に渡り、クラブに『雑草が生えたら、それを取り除かなければならない』と言ってきた。しかし、あのクラブにはイタドリ(成長が早く、生命力の強い植物)が生えていて、クラブハウスの基盤を襲撃している。きちんと対応する必要がある。ジョゼ・モウリーニョの時は、ファンは彼とともにあったが、最終的には退任を望んだ。今はオレ・グンナー・スールシャールに出て行ってもらいたいと思っていない。ファンが彼を攻撃することはないだろう」と怒り心頭だった。
さらに、「スールシャールのことは、やるべきことをやる男だと100パーセント信じているし、クラブも間違いなく彼をサポートするだろうが、そこには問題がある」とも述べ、エバートン戦でのユナイテッドは「選手たちのうち、何人かは見ていて恥ずかしかった」「今日のパフォーマンスは不快だった」と、後輩たちのプレーぶりに怒りの収まらない様子だった。
また、元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏も「スカイで働き始めてから、これまで見たなかで最悪のパフォーマンスだった」と酷評。2人の元イングランド代表DFを呆れさせたユナイテッドは、今季中に汚名を返上できるだろうか。