レアルの“貴公子”、バックヒール股抜きからの超絶アシスト動画に再脚光 「天才!!!!」

レアル・マドリード時代のMFレドンド【写真:Getty Images】
レアル・マドリード時代のMFレドンド【写真:Getty Images】

元レアルMFレドンド、99-00シーズンのマンU戦で見せたアシストをCL公式SNSが回顧

 スペインの名門レアル・マドリードは昨季までの前人未到の3連覇を含め、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)をこれまで通算13回制した。歴代2位のACミランが通算7回であることを見ても、その数字が圧倒的なものであることがよく分かる。欧州最高峰の舞台でこれまで数々の名シーンを生み出してきたが、その一つに数えられるのが8度目の優勝を果たした1999-2000シーズンの準々決勝、アウェーで行われたマンチェスター・ユナイテッドとの第2戦だろう。3-2で勝ち抜けを決めた一戦の3点目のシーンを、CL公式SNSが「CLの歴史の中で最高のアシストの一つ」と綴り、動画を公開している。

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 記憶に残る場面の主役となったのは、“貴公子”と称された元アルゼンチン代表MFフェルナンド・レドンドだった。

 2-0とリードして迎えた後半7分、敵陣左サイドでボールを受けドリブルで持ち上がったレドンドは、ユナイテッドの元ノルウェー代表DFヘニング・ベルグとマッチアップする。レアルで確固たる地位を築いていた名MFは、ベルグに対して体を入れながらボールをキープし左サイドの深い位置へと前進。そしてゴールに背を向けた状態になった次の瞬間、レドンドは左足のバックヒールでボールを蹴りベルグの股下に通すと、素早く反転して突破しライン際から中央に走り込んだ元スペイン代表FWラウール・ゴンザレスに丁寧なラストパスを通してダメ押し点を演出した。

 この華麗なアシストシーンがCL公式インスタグラムとツイッターに投稿されると、コメント欄には「驚くべきアシスト」「クール」「魔法のスキル」「天才!!!!」「レジェンドの素晴らしい思い出」「高品質」など称賛のコメントが相次いでいた。

 この勝利でベスト4に進出したレアルは、準決勝でバイエルン、決勝でバレンシアを破り優勝。同年夏にバルセロナから元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴを獲得し、“銀河系軍団”へと歩みを進めていく一方、レドンドはこのCLタイトルを置き土産にミランへと移籍した。

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