「魔法の左足」 衝撃FK弾の17歳久保建英、Jリーグ公式「ニューヒーロー」に選出
ルヴァン杯鳥栖戦で待望の今季初得点 檀崎、西川とともにニューヒーロー認定
FC東京のMF久保建英は、10日に行われたルヴァンカップのグループステージ第3節サガン鳥栖戦(1-0)で今季初ゴールとなる決勝FK弾でチームを勝利に導いた。Jリーグ公式ツイッターは「今節の活躍したニューヒーロー」の1人として17歳のレフティーを挙げ、「魔法の左足」と称賛している。
鳥栖戦は本拠地・味の素スタジアムの改修工事により、秩父宮ラグビー場で開催。1964年の東京五輪以来55年ぶりとなるサッカーの試合で、主役を担ったのが久保だった。
大雨のなかで0-0のまま進んだ試合は、後半39分にスコアが動く。敵陣のペナルティーエリア右でFKを獲得したFC東京は、後半17分から途中出場した久保がキッカーを担当。DF太田宏介がボールをまたいだ後、飛び上がるように力強く左足を振り抜いた一撃は、低い弾道で美しい軌道を描いて直接サイドネットに突き刺さった。今季公式戦7試合目で待望の初ゴール。久保はベンチに一直線に向かい、長谷川健太監督と抱き合って喜びを分かち合った。
Jリーグ公式ツイッターは同日行われたルヴァン杯全8試合の中から、ファンの声を基に「今節の活躍したニューヒーロー」3人をピックアップ。プロ初ゴールを挙げた北海道コンサドーレ札幌の新人MF檀崎竜孔、2020年のセレッソ大阪入りが内定している現役高校生FW西川潤とともに選ばれたのが、久保だった。投稿では、「試合の流れを変える! 魔法の左足」と日本サッカー界の若き至宝を称えている。
プロ3年目、久保がどこまで成長するのか、一挙手一投足に注目が集まる。
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