アーセナルMFラムジー、“MOM授与”の英紙が疑問 「なぜ彼を出て行かせるんだ?」
ELナポリ戦で先制点を記録 今季限りでアーセナルを契約満了となり、ユベントス移籍
アーセナルはUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝でセリエA強豪ナポリと激突し、現地時間11日の本拠地第1戦はウェールズ代表MFアーロン・ラムジーの先制ゴールなどで2-0と快勝した。ラムジーは現地メディアの採点でも、チームトップ評価のマン・オブ・ザ・マッチを獲得。寸評では「なぜ彼を出て行かせるんだ?」とハイパフォーマンスにもかかわらず、来夏のユベントス加入が決まっている選手への疑問が提示されている。
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前半14分、アーセナルはフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットとイングランド人MFエインズリー・メイトランド=ナイルズのパス交換で右サイドから相手守備網を破ると、ラストパスに走り込んだラムジーが右足で押し込んで試合の均衡を破った。
さらに同25分には素早いプレスでボールを奪ったウルグアイ代表MFルーカス・トレイラがドリブルで持ち込み、キックフェイントでDFを交わしてから左足でシュート。ボールはナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリに当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。記録はオウンゴールで、アーセナルに貴重な追加点が生まれた。
ホームで先勝したアーセナル。英紙「デイリー・ミラー」の選手採点(10点満点)ではボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツの「6点」が最低点で、それ以外は全員が「7点」以上とチーム全体的に高い評価を受けた。そのなかでも際立っていたのが先制点を決めたラムジーで、単独トップの「9点」を獲得。そして、次のような寸評が付けられた
「マン・オブ・ザ・マッチ。すべてゴールとビッグパフォーマンスで疑問が湧いてくる。なぜ彼を出て行かせるんだ?」
ラムジーはこの2018-19シーズンをもってアーセナルと契約満了となる。以前から契約延長交渉が続けられていたが、今夏にフリーでイタリア王者ユベントスへ渡ることが決定した。公式戦38試合に出場し、6得点8アシストを記録するなど今季のチームベストプレーヤーの1人を手放す決断について疑問符が付けられている。このナポリ戦のパフォーマンスがその疑念をさらに強める材料となったようだ。