マンU監督、ポグバの来季残留を熱望 噂されるレアルなどへの移籍は「理解できない」
スールシャール監督、CLバルサ戦を前にポグバへの“全幅の信頼”を表明
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間10日、バルセロナとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦に臨む。2007-08シーズン以来となるビッグイヤー獲得への正念場を迎えるなかで、各メディアで盛んに報じられている選手がフランス代表MFポール・ポグバだ。レアル・マドリード移籍の噂があるなか、ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督は「他のクラブで見たくはない」と来季の残留を熱望したと、英公共放送「BBC」が報じている。
ジョゼ・モウリーニョ前監督体制下では低空飛行が続いたユナイテッドだが、昨年12月に発足したスールシャール監督体制ではクラブ本来のアグレッシブな攻撃スタイルを推し進め、チーム状況は徐々に好転している。その象徴的な存在がポグバだ。モウリーニョ氏とは完全にソリが合わなかった一方で、スールシャール体制ではゴール、アシストと決定的な仕事に絡み、モチベーションを完全に取り戻した印象だ。
「彼の仕事はクリエイターであり、ボールを奪い取り、前線へと推進していく。そんなパフォーマンスを明日見せてくれることを期待している」
攻守両面で“中盤のキーマン”として機能してほしいとの期待をかけている。2016年夏にユベントスからユナイテッドに再加入して以降、ベストとも言える状態にあるポグバだが、ジネディーヌ・ジダン監督が復帰したレアル・マドリードからのオファーがあるとも報じられている。それについてスールシャール監督は、このように話している。
「ポールは最高の状態で、このような試合に臨むことができる。もし来シーズン、彼がマンチェスター・ユナイテッドのためにプレーしていないというのは、私にとっては理解できないよ。彼はユナイテッドの選手であって、大舞台で活躍する我々の1人だ」
3月28日に正式監督となったスールシャールにとって、万能型MFのポグバがクラブを去るとなれば来季に向けて大打撃となる。ポグバに対して全幅の信頼を見せることで、本人のバルサ戦へ向けたモチベーション、そして“赤い悪魔”への忠誠度を高めようとしているのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)