ハメスがスペイン国籍取得もレアル復帰は困難? 「ジダンの構想にそもそも入らない」

バイエルンMFハメス【写真:Getty Images】
バイエルンMFハメス【写真:Getty Images】

バイエルンもハメス買い取りに消極的 スペイン紙はレンタルバック直後の移籍リスト入りを示唆

 バイエルン・ミュンヘンでプレーするコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、現地時間8日にスペイン国籍を取得したと、スペイン紙「マルカ」が報じた。これによりEU圏外選手の制限から外れることになるが、来シーズンに保有元のレアル・マドリードへ復帰するプランが実現する可能性は低いと伝えている。

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 リーガ・エスパニョーラではEU圏外の国籍しか持たない選手は、1チームに3人までしか登録できないことになっている。これまでコロンビアの国籍しか保持していなかったハメスは、リーガではEU圏外選手枠の扱いとなる。

「マルカ」紙は情報提供を得て、ハメスが8日にスペイン国籍を取得したことを確認したと報じている。これによりEU圏外選手扱いとはならなくなり、同紙は今夏でバイエルンとのレンタル契約期間が満了するハメスの去就への影響についてレポートしている。

 バイエルンが買い取りオプションを行使せず、ハメスがレアルに戻ることになるとの噂もあるなかで、スペイン国籍取得は復帰への追い風になり得るが、同紙はジネディーヌ・ジダン監督の構想にそもそも入らないと主張している。

「コロンビア代表のスターが外国人枠を占拠しなかったとしても、レアル・マドリードの意思は変わらない。ジダン監督が構想する来季のメンバーには計画されていない」

 現段階でハメスの来季去就については、買い取りオプションを持つバイエルンが決める権利を保持している。しかし、本人が残留を望んでいないこと、ニコ・コバチ監督が来季の軸となる選手として考えていないこと、バイエルンがハメスを買い取るために必要な4200万ユーロ(約53億円)を支払うのに消極的と考えていることを挙げ、マドリードに戻らざるを得ないと主張。そして、直後に移籍リストに加えられるだろうと報じている。

 バイエルンが買い取りオプションを行使する、しないにかかわらず、スペイン国籍取得はハメスにとってレアルでの立場を好転させる要因とはならないようだ。もっともEU圏外選手枠から外れることは、リーガの他クラブやセリエAクラブなどとの移籍交渉を優位に運べる材料となるため、今後の動向が注目される。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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