レアルの“小さな星”中井卓大 20m超ミドル弾をスペイン紙称賛「高評価の理由を証明」
カデーテAのラス・ロサス戦で豪快な一撃 レアル公式が動画を公開し反響拡大
レアル・マドリードの下部組織であるカデーテA(U-16相当)に所属する“ピピ”こと15歳のMF中井卓大のスーパーミドル弾が、スペイン中で話題を呼んでいる。現地時間6日に行われたラス・ロサス戦(3-0)で豪快な一撃を決めた動画が拡散しているが、スペインの全国紙である「AS」英語版もトップ扱いで紹介している。
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ピピが“半端ないシュート”を決めたのは、レアルが1-0とリードして迎えた後半7分のこと。エリア中央でボールを受けたピピは寄せてきた相手マーカーをドリブルで軽やかにかわすと、約20メートルの位置から迷うことなく右足を振り抜く。ジャストミートしたボールはゴール左隅へと一直線に飛び、横っ飛びした相手GKのセーブも全く及ばずゴールネットへと突き刺さった。
文字通りの会心の一撃に、レアルの下部組織公式ツイッターが動画付きで発信するなど話題になっていたが、レアル寄りで知られる同紙でもトップチームのブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオール、移籍が噂されるウェールズ代表FWギャレス・ベイルのニュースを差し置いて、トップでこう扱われている。
「ピピがラ・リーガのU-16カテゴリで素晴らしいゴールを決めた。レアル所属の“小さな星”である15歳の日本人選手は、先週末に素晴らしいゴールをマークしたことで、クラブ内からとても高く評価される理由を証明したと言える」
レアルのトップチームは今季のタイトル獲得の可能性がほぼ潰え、ジネディーヌ・ジダン監督の復帰によって立て直しの状態にある。明るいニュースがないなか、ピピの決めたスーパーシュートはマドリディスタを高揚させるものだったのかもしれない。
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