リバプールFWサラーが“トーレス超え”! クラブ最短でプレミア通算50得点を達成
今季18得点目はクラブ記録を更新する一撃 クロップ監督も「特別だ」と絶賛
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは、現地時間5日に行われたプレミアリーグ第33節サウサンプトン戦でゴールを決め3-1の勝利に貢献した。このゴールはサラーにとってプレミア通算50ゴールとなったが、英公共放送「BBC」によると、現在サガン鳥栖に所属する元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス、かつてアーセナルで活躍した元フランス代表FWティエリ・アンリ氏ら、数々の名ストライカーを上回る得点ペースになっているという。
サラーが勝負強さを見せたのは、1-1で迎えた後半35分だった。サウサンプトン側のCKからボール奪取に成功し、一気にカウンターを発動すると、自陣センターサークル付近でクリアボールを拾ったサラーがドリブルを開始。そのままゴール前まで運びながら、左右へのステップで相手を揺さぶりシュートコースを作ると、ペナルティーエリア手前から得意の左足でゴール右隅に決めた。今季18得点目は首位争いをするチームにとって、大きな勝ち点3をもたらす決勝点となった。
リーグ戦で7試合ぶりとなったゴールは、プレミアリーグ通算50得点という節目の一撃になった。通算69試合に出場してプレミア50得点を達成したサラーの記録は、リバプール時代に50得点を達成したトーレスやアーセナルで達成したアンリの記録を上回るものになった。
このサラーの記録は、名だたるレジェンドを抑えてクラブ1位となった。72試合で達成したトーレスの記録を3試合上回った記録で、現在バルセロナに所属するウルグアイ代表FWルイス・スアレスの86試合、元イングランド代表FWロビー・ファウラー氏の88試合、元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏の98試合といった記録を大きく上回ることになった。
チームを率いるユルゲン・クロップ監督も、「特別だ」と語るほど頼りにしているサラーの決定力。悲願のプレミアリーグ制覇に向けて、サラーの力は今後も必須となるだろう。