マンU監督、崖っぷちのCL出場圏内に悲壮な決意 「最後の6試合で15ポイントを…」
ウォルバーハンプトンに敗れ、暫定3位浮上のチャンスを逃す
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間2日に行われたプレミアリーグ第33節ウォルバーハンプトン戦に1-2で敗れ、オレ・グンナー・スールシャール監督体制になってリーグ戦2敗目を喫した。暫定3位まで浮上するチャンスがあったなかでそれを逃したが、指揮官はシーズン終了までの残り6試合中5勝しなければ、トップ4入りは難しいと展望を語った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
3月17日のFAカップ準々決勝と同カードとなったウルブスとの対決。ユナイテッドは前半13分と早い時間にスコットランド代表MFスコット・マクトミネイのゴールで先制したが、同25分に同点とされると、後半12分にはイングランド代表MFアシュリー・ヤングの退場で数的不利となった。
そして、同22分にイングランド代表DFクリス・スモーリングの不運なオウンゴールで勝ち越し点を献上。FAのカップに続く黒星で、今季対ウルブス戦は1分2敗となった。
スールシャール監督は試合後、「3ポイントを取るべき試合だった」と悔しさを滲ませ、「そうできたはずだし、しなければならなかった。我々は自分たちで転落の原因を作り出してしまった。彼ら(ウルブス)の2点目が決まるまでは非常に良いパフォーマンスだった」と振り返った。
ユナイテッドは勝ち点61で足踏み。勝利していれば、1試合消化の少ない4位トットナム(同61)と3位アーセナル(同63)を抜いて暫定3位まで浮上し、両チームにプレッシャーを与えることもできただけに痛恨の一敗となった。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のためには、これ以上負けられないとスールシャール監督は息を吐いた。