アザールはチェルシー残留へ? 同僚DFが根拠説明「クラブは選手全員をキープしたい」
DFクリステンセンが証言、今度2度にわたる補強禁止処分が移籍に影響か
チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールは、今夏のレアル・マドリード移籍の噂が過熱しているが、チームメイトのデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンはこれを否定するような発言をしている。英紙「デイリー・メール」が伝えた。
アザールは現地時間21日に行われたロシアとの欧州選手権(EURO)予選・開幕戦で2得点をマークし、チームを3-1の勝利に導くと、24日には第2戦のキプロス戦で先制点を奪取して2-0の勝利に貢献した。そんな代表活動の最中でも、関心を集めるのが今季終了後の去就についてだ。
レアルへの憧れはすでに何度も公言しており、レアルに電撃復帰を果たしたジネディーヌ・ジダン監督もアザール獲得を熱望していると伝えられている一方、アザールは正式に決まったことは何もないと主張し続けている。それでも新たにレアルと5年契約で合意と報道されるなど移籍話は絶えない。
そんななか、クリステンセンはチェルシーがFIFA(国際サッカー連盟)から補強禁止処分を課されたことに触れ、今夏の移籍市場の動向について、デンマーク紙「エクストラ・ブラデット」のインタビューでこう述べている。
「僕たちが聞いているのは、チェルシーが(補強禁止処分に対して)申し立てできないということ。だから、クラブは選手全員をキープしたいと思っているということだ」
チェルシーは先月、18歳未満の外国人選手獲得に関する規定に違反したとして、FIFAから今後2度(2019年夏、2020年冬)の移籍マーケットで新たな選手登録禁止の処分を下された。チェルシーはFIFAの処分に控訴したものの、FIFAはこれを却下。クラブはスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴すると見られると報じられていた。
23日にレアル移籍について記者から質問を受けると、「レポートにあったようなことは何もない」と笑顔で話していたアザール。今夏の移籍マーケットで最大の注目株となりそうな同選手だが、その動向は神のみぞ知るといったところだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)