「ムトウを諦めるな」 武藤嘉紀の活躍に期待…ニューカッスル現有戦力を地元紙評価
武藤は「今季の終盤に向けてインパクトを残せる」と脚光 内部査定に向けた地元紙の提言
今季からプレミアリーグのニューカッスルに加入した日本代表FW武藤嘉紀は、第31節終了時点でリーグ戦13試合の出場にとどまるなど苦戦を強いられている。しかし、英地元紙が運営するサイト「クロニクル・ライブ」では練習に取り組む真摯な態度などに脚光を当て、「ヨシノリ・ムトウを諦めるな」と、これからの爆発に期待を寄せている。
武藤は昨夏にマインツからニューカッスルへ移籍。プレミアリーグ開幕節でデビューを果たすもレギュラー定着とはならず、3月16日時点で公式戦14試合に出場して1得点となっている。昨年10月にマンチェスター・ユナイテッドを相手に初ゴールを決めるインパクトを残したとはいえ、このところはベンチ入りすらままならない状況が続いていた。
期待の新戦力の1人だったはずの武藤だが、同時期入団のベネズエラ代表FWサロモン・ロンドンらの活躍に遅れを取っている。プレミアリーグもシーズン残り7試合となり、武藤にとってはアピールの場は限られている。
そうしたなかで地元紙「クロニクル」が運営するサイト「クロニクル・ライブ」では、「ニューカッスルは来季の補強に向けて内部査定の準備をする」と題して現有戦力の評価を行なっている。その記事内で、「ヨシノリ・ムトウを諦めるな」と見出しを立てて、武藤の評価を伝えている。
「この日本人ストライカーは、イングランドでの最初のシーズンで難しい日々を過ごしている。だが、今では英語でインタビューに受け答えできるほど流暢になった。また、日の光が当たらないところでは、改善に向けて素晴らしい姿勢を見せている。彼は今季の終盤に向けてインパクトを残せるかもしれない」
地元紙の評価は決して厳しいものではなく、むしろ活躍を期待する内容だった。プレミア1年目に受難の時を過ごす武藤は、こうした期待に結果で応えることができるだろうか。終盤戦に向けた一つの見どころとなっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)