トーレスが古巣リバプールへ送ったメッセージに英紙注目 「揺るぎなく愛された存在」

リバプール時代のFWフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】
リバプール時代のFWフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】

鳥栖で35歳の誕生日を迎えたトーレス、古巣の祝福に反応「ありがとうレッズ!」

 J1サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは20日に35歳の誕生日を迎えた。各方面から祝福の言葉が送られているなか、かつて所属していたリバプールに対し、プレミア制覇に向け激励の言葉を送っていることに英紙が注目。古巣に「揺るぎなく愛された存在」と表現している。

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 アトレチコ・マドリードの下部組織で育ったトーレスは2001年にトップデビューを果たすと、19歳でキャプテンを任せられた。若くしてピッチで見せる圧倒的な存在感から“エル・ニーニョ(神の子)”という異名を名付けられた。

 そして、07年に加入したのがリバプールだった。加入初年にしてリーグ戦24ゴールを記録し、プレミアリーグ挑戦1年目の外国人選手における最多得点記録を樹立。元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードとの阿吽の呼吸を見せるホットラインも人気を博し、世界的ストライカーへと飛躍を遂げた。リバプールでは最終的に4シーズンで公式戦142試合出場81ゴールを挙げている。

 その後、チェルシーへと移籍したものの大不振に陥ると、ACミランを経て14年に古巣アトレチコへ復帰。そして、昨夏に移籍した鳥栖で35歳の誕生日を迎えることになった。古巣クラブやかつての同僚、各国のメディアから多くの祝福を受けたトーレスだが、リバプール公式ツイッターに対しては「ありがとうレッズ! 残りのシーズンが最高なものになるよう応援しているよ! 偉大な瞬間はすぐそこだ!」と返信していた。

 英紙「デイリー・ミラー」も「トーレスがプレミア優勝争いを演じるリバプールにメッセージ」と見出しを打って報じ、本拠地アンフィールドでアイドル的存在だったトーレスが公式ツイッターで古巣へ送った激励の言葉に反応していた。

「リバプールはプレミア制覇に向け、トーレスから心強いメッセージを受け取った。このスペイン人のヒットマンは4年間をリバプールで過ごし、アンフィールドから信頼を寄せられ、揺るぎなく愛された存在だった」

 リバプールは今季マンチェスター・シティとプレミア制覇に向けて一騎討ちのデッドヒートを繰り広げているが、トーレスの応援は悲願のリーグ優勝を目指す古巣の後押しとなるのだろうか。

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