A代表初選出のDF安西幸輝、大先輩・内田篤人からかけられた言葉と心に誓った“約束”

プロ6年目にしてA代表初選出DF安西幸輝【写真:Noriko NAGANO】
プロ6年目にしてA代表初選出DF安西幸輝【写真:Noriko NAGANO】

“常勝軍団”鹿島でレギュラーポジションをつかみ、プロ6年目にしてA代表初選出

 森保一監督は、3月シリーズ(22日コロンビア戦、26日ボリビア戦)に臨む日本代表23人にA代表初選出の4選手を招集した。今回、昨夏のロシア・ワールドカップや先のアジアカップで両サイドバックを務めたDF長友佑都(ガラタサライ)とDF酒井宏樹(マルセイユ)が不在のなか、注目株となっているのがDF安西幸輝(鹿島アントラーズ)だ。同じ鹿島所属で日本代表の大先輩でもあるDF内田篤人からも、「見てきたほうがいい」と言われたという。

 東京ヴェルディの下部組織出身の安西は、豊富な運動量とスピードを武器とする選手。東京Vのトップチームに昇格した2014年からレギュラーに定着すると、18年には常勝軍団と称される鹿島にステップアップ移籍を果たした。自身初のJ1ながら、1年目からリーグ戦28試合3得点をマーク。プロ6年目の今季も開幕から4試合連続でフル出場し、第3節の湘南ベルマーレ戦(1-0)では決勝ゴールを挙げるなどインパクトを残し、A代表初選出を勝ち取った。

 初のA代表活動ながら、3歳年上のMF小林祐希(ヘーレンフェーン)や1学年先輩のMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)、同世代で同じく初選出のDF畠中槙之輔(横浜F・マリノス)と東京Vユース出身者がおり、トレーニングに臨む安西の顔にも笑顔が多く見られた。

 成長著しい23歳は、鹿島では先輩のDF内田に「少しでもポジションが悪いと言われる」そうで、大きな期待を受けている。今回の代表選出に関しては、「(代表は)見てきたほうがいい」と言葉をかけられたという。

「俺が出たら(試合を)見ると言ってくれた。出たらLINEを送ろうと思います。守備はもちろん、攻撃でサイドバックとして違いを出したい」

 長友の“後継者”の台頭が待たれる左サイドバックのポジション争いに、期待の新鋭・安西が挑む。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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