「差はある」 山口蛍、“8カ月遅れ”の森保J初参加に決意「最後のチャンスかもしれない」

「今まで以上に必死にならないと」と決意を語ったMF山口【写真:Noriko NAGANO】
「今まで以上に必死にならないと」と決意を語ったMF山口【写真:Noriko NAGANO】

「ずっと呼ばれているメンバーに追いつくためには、今まで以上に必死にならないと」

 ボランチの争いにおいては、森保監督体制で主力を務めてきたMF遠藤航(シント=トロイデン)の招集が今回見送られ、始動後にMF守田英正(川崎フロンターレ)もコンディション不良により離脱しMF橋本拳人(FC東京)が追加招集と、決してベストメンバーではない状況だ。山口も、そうした背景を踏まえて、決意を強めて代表に合流したという。

「まだまだと思っていたなかでの選出だったので嬉しいです。ただ、アジアカップのメンバーが何人かいないというのもあるし、怪我で(遠藤)航とかいない状況で選ばれているのは理解している。もしかしたら、自分にとってこれが最後のチャンスかもしれない。そういう思いで今回来たので、チャンスがあればしっかり準備してやりたい」

 過去W杯に2度出場、A代表通算45キャップを誇る山口だが、「今までと違ってまったくゼロからのスタート」と位置づける。

「自分は半年以上も森保さんになって呼ばれていないので、ずっと呼ばれているメンバーとの差はもちろんある。そこに追いつくためには、今まで以上に必死にならないといけないと思います」

 神戸で一皮剥けた山口が、気持ちを新たに日本代表の競争に殴り込みをかける。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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