データでひも解くW杯 屈辱のコロンビア戦 最後までポゼッションサッカーの自縛に苦しんだザックジャパン

 日本のポゼッションは56.7%でパス数は449本、成功率は76.6%と、ギリシャ戦と同様にボールを保持していた日本。その中で、アタッキングサードから出したパスの総パス数に対する割合を見ると今大会で最も高い32.7%を占めるなど、より相手のゴールに近い位置でボールを動かせていたことが分かる。

 その結果、シュート数はコロンビアが13本であったのに対して25本、さらにペナルティエリア内だけに限定すると12本で、3試合の中では最も多くシュートを打っていたことが分かる。さらに、この試合での被ファール数は18回で、アタッキングサードでのそれは前半だけで3回。本田がFKを直接狙ってゴールを脅かす場面が何度もあるなど、敵陣の深くにおいてボールを回してチャンスを作っていたといえるだろう。試合を通して健闘したと感じられた印象は、数字にも残っている。

表1PA内シュート

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